イオンのマークがあり、ツルハグループでお得と宣伝されている「ツルハドラッグカード」を作ろうと思っているけど、実際のところ、作るべきクレジットカードなのかな?と思う方に、ツルハドラッグカードを作るべきかどうか、判断の基準をお伝えします。
ツルハドラッグカードは実はお得では無い
ツルハドラッグカードの公式サイトを見ると特徴として2つ書かれています。
- ツルハでときめきポイント基本の2倍
- ツルハグループ店舗で1万円までの支払いはサイン不要
そもそも1万円までのクレジットカード払いは、どのクレジットカードでも基本的にサイン不要なので、2つ目は何も特徴になっていません。
そしてときめきポイント基本の2倍とはポイント還元率で言うと1%です。
ただし効率の悪い1%です。
ときめきポイントはイオンのマークがついたクレジットカードで貯まるポイントですが、200円毎に1ポイントが貯まります。
これが2倍になると200円毎に2ポイントが貯まることになります。
実はこれがネックなんです。
というのもツルハは楽天ポイントが貯まりますが、楽天ポイントカードにもなっているクレジットカードの「楽天カード」は、いつでも100円で1ポイント貯まります。
- ツルハドラッグカード:200円で2ポイント
- 楽天カード:100円で1ポイント
ツルハドラッグカードも楽天カードも1ポイントは1円相当の価値です。
割合で見たら同じだから、別に変わらないでしょ?と思うかもしれませんが、これがかなり変わるんです。
- ツルハドラッグカード:199円を支払う=0ポイント
- 楽天カード:199円を支払う=1ポイント
- ツルハドラッグカード:350円を支払う=1ポイント
- 楽天カード:350円を支払う=3ポイント
ツルハドラッグカードは、200円単位でしかポイントが発生しないので、切り捨てられる金額が199円単位になります。
楽天カードは、100円単位でポイントが発生するので、切り捨てられる金額が99円単位になります。
つまり支払いの回数が多ければ多いほど、無駄になるポイントが増える仕組みです。
ツルハでお得なのは楽天カード
ツルハでは楽天ポイントが貯まります。
200円(税別)で1ポイントなので、220円(税込)で1ポイントが貯まると思って下さい。
仮に300円(税込)の買物をしたら、ツルハドラッグカードだとときめきポイントが2ポイント、楽天ポイントカードを出したら楽天ポイントが1ポイント、合計で3ポイント貯まります。
しかし楽天カードで買物をすると3ポイント+1ポイントで合計4ポイントが貯まります。
- 楽天カード=楽天ポイントだけが貯まる
- ツルハドラッグカード+楽天ポイントカード=ときめきポイントと楽天ポイントが貯まる
ポイントが分散をするため、ツルハドラッグカードだと中々ポイントが貯まりませんし、しかもツルハドラッグカードで貯まる「ときめきポイント」は1000ポイント以上500ポイント単位でしか使えません。
楽天カードだとポイントは分散しないし、1ポイント1円から使うことができます。
- ときめきポイント=1000ポイント以上500ポイント単位
- 楽天ポイント=1ポイントから使える
どちらがお得なのかは明白ですよね。
だからツルハドラッグをよく使うという方だと、楽天カードを使うのが一番おすすめです。
ツルハドラッグカードが向いている人
ではツルハドラッグカードは、どういう人に向いているかと言えば下記に当てはまる人です。
- イオングループのスーパーは食品・日用雑貨しか買わない
- イオングループのスーパーに行くのは感謝デーや特売のみのことが多い
- イオン銀行をカードの引落口座にできない・したくない
- ツルハには月に2~3回くらいしか買物にいかない
- クレジットカードの所有は1枚もしくは2枚だけにしておきたい
この上記の条件をすべて満たす人だけにツルハドラッグカードはいいかもしれません。
なおツルハの公式サイトでは「ツルハドラッグカード」については一切宣伝されていません。
以上、ツルハドラッグカードは作るべきクレジットカードか?についてでした。
ツルハドラッグカード以外にどのイオンカード・イオンのマークのあるクレジットカードを作ろうか悩んだら下記記事を是非読んでください。
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